【辛すぎる失恋…乗り越えられれば大きな糧になる】~失恋までのカウントダウン2~
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同棲している彼氏になんの前兆もなく「好きな子ができた」と言われ失意のどん底にいた私ですが、「今すぐ帰ってきて」と伝えたすぐ後に家の外に原付が止まる音がして安堵したのを覚えています。その後何を問いただし二人でどんな話をしたのかは残念ながら思い出せませんが、翌日にはまるで何事もなかったような覚えてないといったような態度だったと思います。
彼の実家で暮らすようになってから、彼は毎日のように「待ってるだけの○○は嫌だ」と私に言いました。私にも感情があるわけですから内心、こちらの気も知らないで、待ってるのだって楽じゃないんだと思っていましたが、彼にぶつけることはありませんでした。彼に感化されたわけではないですが、いつまでもただ飯食いするわけにいかないとコンビニの面接を受けに行きました。
その頃彼の母は、彼と私の先の未来について肯定していました。つまり結婚の話です。大好きな彼の本当の家族の一員になることを夢見ていたので、ずっと娘が欲しかったというお母さんの言葉に明るい未来が見えたのも束の間、彼の実父と義父は猛反対していました。自分の面倒も見れない奴が私の面倒を見れるわけがないと、普段は正反対な性格の二人の意見が一致していました。「誰のおかげで飯が食えてると思っとるんや」とまるで自分が養っているかのように先輩風を吹かせていた彼ですが、間違いなく彼の親のおかげです。彼は地元に帰ってから友達と一緒の居酒屋でバイトを始めましたが、家にお金を入れるわけでもなく、彼もまた養ってもらっている身でした。誰も二人のお父さんに言い返す言葉はありません。
相変わらず毎日遊び惚けている彼ですが、以前と違うことは、私に疑う心が芽生えだしたことでした。ある日突然好きな子ができたなんて言われたら当然ですが、私は胸騒ぎを覚えることが多くなり、不安を制御できず、ある日彼の携帯に手を伸ばしてしまいます。もちろんロックがかかっているのですが以前「母親の誕生日にしてる」と言っていたのを思い出し、あまりにも簡単にロックを解いてしまいます。すぐさま女の子の名前を発見し、ためらわずにメール(まだLINEがない時代)を開くと
昨日は楽しかった♡
という内容が。彼よりも顔も知らないメールの相手にわなわなと怒りで体が震える感覚です。こんな内容のメールを見て黙って居られるなら、そもそも携帯に手を伸ばしていません。モラルに欠けた行動ですが、見なければよかったとは思いませんでした。見ずには居れなかった。私はその日のうちに携帯を見たことをカミングアウトします。
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次回彼がまさかの行動に出ます。