ミルキーピンク

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【愛犬の歯石除去と抜歯手術に行きました!】~費用や術後のようすまで~

f:id:ShimoAsu:20211111114614j:plain写真は手術前のBefore写真。
愛犬オジ(ミニチュアダックスの愛称。以下オジ)が抜歯手術をしたのは13歳のとき。オジを歯磨き嫌いにしてしまった歯磨きができない飼い主なのです私は。ちょうどその頃電車の中吊りに『さだまさしさんのにゃんぱく宣言』のポスターが掲示されていて、グサッっと刺さったのが記憶に新しい。ほんと、しみます。


ある日突然オジの顔が急にボコッと腫れたときは、さすがに即予約をして翌日病院に連れて行きました。翌朝には腫れが幾分引いていましたが、一度でも上の写真のようになったら獣医さんに診てもらいましょう。
ミニチュアダックスは顔がシャープなのでわかりやすく、目の下にたんこぶができたようでした。朝昼は普段通りだったのに夕方ほんとに突然。こうなるまでの前兆に口臭と唾液の粘つきがあったけれど、一番大事な歯磨きを怠っていました。


「歯石除去をしましょう。もしかしたら歯を抜くかも」という話をして約1週間後に手術の予約を入れます。手術までにそんなに時間が空くのかと思いましたが、その間痛み止めと抗生剤を処方され、腫れを治してからの手術になるようです。そりゃそうですよね。食いしん坊のオジでも抗生剤はまずいようで、砕いて粉末にしてフードに混ぜ、なんとか食べてもらいました。

手術前日の夜から絶食をし朝一番で病院に行きます。レントゲンを一緒に見て後は手術が終わるまで一時帰宅です。よほどいいこは局部麻酔でもできるという話も聞かせてくれましたがオジは全身麻酔です。オジは去勢手術もしていないので初めての全身麻酔になります。


歯を抜くかもと言っていたから二本くらい抜かれるのかなと漠然と思っていた私は夕方鳴った手術完了の電話で驚愕します。
「オジくん歯を8本抜きました。まだ出血があるので一日入院した方がいいかも」8本…本当にそんなに抜く必要があったの?と胸中穏やかじゃありませんでした。入院は無理強いではありませんが、私は出血があるまま連れて帰るのが不安だったのでお願いしました。f:id:ShimoAsu:20211111131525j:plain手術後のafter写真
翌日抜いた歯を見せてもらったときは素人目でもこれは抜くべき歯だと納得しました。歯冠(見えている白い歯)の下に繋がっている歯根(歯茎の中に隠れている部分)が汚れでごわつき、茶色く変色しているのです。普通じゃないのは一目瞭然でした。


一気に8本も抜いたわけですから食事は何を与えればいいんだろうと心配になりましたが、意外にも今まで通りで大丈夫とのこと。退院直後はいつものドライフードを4分の1、次の日は2分の1にカットし与えました。ふやかしてあげるのもいいみたいですね。以前より若干噛みにくそうですが固いガムも噛めます。


費用は五万円弱でした。内訳は捨ててしまいましたが歯一本抜くのに千円、全身麻酔コースに入院ですから妥当ですかね。
術後は口臭も唾液の粘つきも治り、プラスアルファで目の充血と涙も落ち着き顔が若返った気さえします。

【難聴の全盲犬と手探りの生活】~目が見えなくてもお散歩できるよ!~

f:id:ShimoAsu:20211104131750j:plain失明して四年、だいぶ聴力も落ちてきたオジ(ミニチュアダックスの愛称。以下オジ)14歳。目も見えず耳も遠いとなると犬とはいえ意欲が落ちると思いますし、実際散歩をしなくなってしまったという話も聞きました。
しかしオジは見ているこちらがハラハラするほど猪突猛進。全盲で難聴になってもとにかくひたむきなオジと、目が見えない犬と生活する上で出来る工夫の話です


オジが全盲になってからの生活は手探り状態でした。周りに経験者が居るわけでもなければ動物病院の先生にしょっちゅう話を聞けるわけでもありません。目が見えなくなった当初は耳も聞こえていたのでフードボウルをコンコンと叩いて食事を知らせていましたが、何年も決まった時間に与えているからか今では時間が近付くと早くくれェとワンワン催促してきます。食欲が無くならなくてよかったというよりは、オジの食いつきが良いドッグフードを探しては試し、食べムラを無くすことに成功しました。
↓↓↓オジの食いつきが1番いいフードです↓↓↓

今でもオジの目はよく見ると白い程度で、散歩中もあまりに自然に歩くので全盲と言うと全然わからないねと言われます。そんな会話の中で『うちで飼ってた犬は目が見えなくなってから散歩で歩かなくなった』という話を聞きました。オジも目が見えなくなってから、いつもの散歩コース(近所をぐるっと一周)で全然動かなくなり途中で抱っこして帰るという日が続いたこともありました。
そのときはわかりませんでしたが今になって思うと、電柱や段差にぶつかってしまったことがトラウマになっていたのかも知れませんし、真っ暗で代わり映えしない散歩コースがつまらなかったのかも知れません。


そんな日が続いてなんとなく近所の公園に連れて行くとまぁびっくり。全盛期のようにはしゃいでおられる。オジはボールの匂いが大好きですし、色んな人やほかの犬の匂いに意気が上がったのでしょうか。はたまた大きな広場がある公園なので駆け回ってもぶつからないと覚えたのでしょうか。アスファルト以外の足の感覚も気に入っているんじゃないかと思います。f:id:ShimoAsu:20211104135049j:plain散歩のほかに家でも遊びます。ボールを追いかけることはもう出来ないけど綱引きは大好き。匂いでおもちゃを見つけてはこちらに持ってきて遊んでアピールをします。目が見えなくても容赦はせず、大抵オジが負けますが何度も挑んできます。オジは凄く大きい音なら聞こえるのですが、大きい音が鳴るおもちゃを布団の下に入れて鳴らすと掘る遊びもします。余談ですが、オジは同じペットショップの同じシリーズのおもちゃでもイチゴとパンは見向きもせず、ブドウは偉く気に入っています。


出来なくなったことと言えばシートに排泄をすることでしょうか。あきらかに足の感覚が違う布団やふかふかの絨毯にはしませんが、それ以外は違いがわからない様子。オムツも噛んでしまうので部屋に大判のジョイントマットを敷き、すぐ拭けるようにしました。木目調だと凹凸が無いので拭きやすいです。出来なくなったこともありますが、出来ることもたくさんあります。
自分の体の大きさぐらいの日向を見つけることも出来るんですよ。自分で見つけた日向でひなたぼっこしてる姿は破壊力ばつぐんです。

【犬の目が白い!視力は大丈夫?】~初めて受診した日から全盲と告げられるまで~

f:id:ShimoAsu:20210513111625j:plain視覚を失い、聴覚も失いつつある我が家のオジ(ミニチュアダックスの愛称。以下オジ)14歳。この一文を見るとなんとも可哀想だと悲観してしまいそうですが、それはちょっと違います。
「この子の目大丈夫かな?」と思った日から全盲を告げられその後の生活に至るまで、そしてとにかく前向きな愛犬オジの話です。


やはり最初は瞳の色が気になり受診しました。7歳頃だったかな。「見るからに白い」ではなく「言われてみれば白い」程度でした。若い感じのいい先生に、このくらいなら全然大丈夫と言われたと記憶しています。そこであぁよかったと終わらせたのが怠慢でした。あの時から点眼薬を使っていたりしたら、少しは変わっていたのかな?と思ったりします。


それから目の色を気にすることなく過ごして幾日もたったある日、オジが掃除機のコンセントプラグにワンワン吠えているのです。
あぁ、プラグとGOKIを見間違えているんだなとわかりましたが、その頃は犬の視界は白黒だと思っていたので(実際はそうじゃないようですが)少し視力が落ちたのかな程度に思っていました。
さっきオジがGOKIと間違えてコンセントプラグに吠えててさ~と家族と笑いましたが、これが私にとってオジの目が見えていた最後の記憶となります。


目が見えてないと確信したのは大好きなボールを目で追わないと気付いたとき。日に日に低下する視力の中で、バウンドすると鳴るボールの音と、ゴムの匂いを頼りにボールを探していたのです。1日も早く病院に連れて行かなきゃいけないのは火を見るより明らかですが、現実を受け入れる恐れから病院に行く決意をするのに数日かかってしまいます。f:id:ShimoAsu:20210513110523j:plain視診、触診、視覚検査、眼圧検査…かかりつけの動物病院で出来ることをやってもらい光も見えていないこと、痛みは無いようだということがわかりました。オジ10歳のときです。原因を調べるなら眼科専門医を紹介するということ、手術をしても治る確率は万が一ということを告げられその日は帰宅します。


報告をした母は男前で、目の手術となれば当然片目にうん十万という金額がかかるのをわかった上で出すよ!と言ってくれましたが、私は手術の選択肢を消しました。治る確率に比べてリスクが大きいと感じたからです。幸い痛みは無く、人間ほど目を頼りにしていないと先生の言葉もあって今の自分に出来る範囲で最善を尽くそうという選択をしました。

まずはドッグ検診(人間ドックの犬版。私が行ってる病院は費用一万円ぽっきり)で大きな病気が隠れていないか検査をしました。多飲で頻尿でしたし糖尿病を疑ったからです。検査結果を聞くときはとてもドキドキしましたが、とくに目立った問題はなくひと安心しました。白目に充血があるので一日置きの点眼と、定期健診、年に一度のドック検診を推奨され全盲と告げられたオジとの手探りの生活が始まります。


1分で読み終わるので是非↓↓↓
【難聴の全盲犬と手探りの生活】~目が見えなくてもお散歩できるよ!~
https://milkypink.hatenablog.com/entry/dogeyetwo

【犬を飼って良かったぁ!】~愛犬が我が家に運んだ数々の幸せ~

f:id:ShimoAsu:20211104114836j:plain一昔前「犬を飼うと結婚できない」なんてよく聞きましたが、私にはオジ(ミニチュアダックスの愛称。以下オジ)が幸運を運ぶコウノトリにしか思えません。当時21歳だった私は男運悪しのうえ家庭運も悪しで家も居心地の悪いものでした。家に帰る楽しみが欲しかったというのが犬を飼おうと思ったきっかけでした。


オジが我が家に来てから幸運をもたらしたのはすぐでした。仕事から家に帰ると両親がオジのことで喋っているのです。だから何?と思われるかもしれませんが、そのときの私は両親が会話をしているのを久しぶりに見た気がしたのです。そのためたわい無い会話でしたが覚えています。


ケージから出さないでねと家を出た私。ケージの中でクンクン鳴いているオジに戸惑う母。犬は群れで生活するんだ出せ出せという父。意見は違えど家族に共通の話題が生まれたことが、私には価値があったのです。
一度は試してみて欲しい愛用中のドッグフード

そこから私の人生はトントン拍子に進みます。オジを飼ったのは5月か6月か。その年の11月に晩年男運悪しだった私に彼氏ができたのです(なんと今の伴侶)。翌年に結婚。翌々年に第一子誕生。そんなのただの偶然でしょと言われればその通りですが、私にはオジが幸運を運んでくれたと思えて仕方がありません。この時点で犬を飼う上で直面するデメリットは、十分すぎるメリットに上書きされました。その後第二子、第三子が誕生したのはまた別の話ですが…


オジを飼った翌年にはオジを連れ実家を出た私ですが、その後両親の仲はどうなったと思いますか。すぐにほかの犬を迎え入れ、何ヵ月も会話がなかった二人からは想像がつきませんが、二人で旅行に行くまでになったのです。実家の犬は一昨年亡くなってしまいましたが、死してなお二人の仲を取り持ち、私より両親に幸福を運んだのは確かです。犬の不思議な力には脱帽です。


そして余談ですが、第一子は中学生の反抗期真っ只中。父にも母にも弟たちにもとがっていますがオジにだけは違います。こちらから言わないと言わないおはようも『オジちゃんおはよう。起きたよ~』と誰やねん状態です。どうやらオジは反抗期を緩和させる力も持っていたようです。

【犬を飼おうか迷ってる人へ!】~後悔しないために知っておきたいこと~

f:id:ShimoAsu:20210422140318j:plain
「お宅の犬を一億円で譲ってください」ってある日突然言われても答えはNO。まぁ実際うちのオジさん(ミニチュアダックスの愛称。以下オジ)はですね、全盲で難聴で譲るとなったらこっちがお金を払わなきゃいけないですけどね。


ワンコを飼おうか迷っている方にアドバイスなんてものはありません。
飼い主に巡り合えなかった子の末路を思うと切ないですし、大変だから迷っているうちはやめたほうがいいなんて無責任には言えません。
なので犬を飼うにあたってのデメリットと、それ以上のメリットが私にはあったことを伝えたいです。なんせ給料日前の財布の所持金が223円の私が一億円でも譲らないんですから。


「お金持ちしか犬を飼ってはいけない」って言葉を耳にしたことがありませんか。いやいや所持金223円の私が14年育ててますから否定したいとこですけどこれは肯定。デメリットの一つとしてお金がかかるのは事実。昨今格安ドッグフードをよく見かけますよね。そのパッケージも安心して買ってしまいたくなる文言で、実際私も格安フードを何年も与え続けたことがありました。ドックフードの見直しをしたのはオジの不調に気付いてからで、慌ててネット検索をしました。そのときどこかの誰かの記事に行きつき、格安ドッグフードを与えることは毎日カップラーメンを与えることに等しいとインスパイアされました。
↓↓↓1番愛犬に与えている1番オススメのおやつはこちらです↓↓↓

10代20代の人が毎日カップラーメンを食べても何てこと無いかもしれませんが30代はどうでしょう。私だったらふらふらになって仕事がはかどらなくなりイライラもするでしょう。
完全手作りをしている人もいますが私にはできないので、犬にとって良いドッグフードを買います。良いドッグフードは値が張りますが、健康も同時に買えると思えばどうでしょう。ドックフードにはお金をかけましょうと言いたいです。しかしいくら健康に気を使っていても病気になるときはなります。うちのオジはつい最近も抜歯手術と入院で五万。高いですよね、五万。私には大金ですよ、なんせ私の所持金の200ばい…でもこの合計額を聞いたとき私はホッとしました。やれ三十万かかった四十万かかったという話を聞いていたからです。私の職場の女性も犬のためにパートをしているという方がいるほど、無保険の医療入院費は高額です。


次にデメリットとして思い浮かぶのは鳴き声でしょうか。だだっ広い田舎に住んでいれば何ら問題ありません。私の田舎のおじいちゃんの家は隣の家まで歩いて数分かかるんですよ。羨ましいですがそんな環境に住んでいる人はわずかで、戸建てだろうとペット可物件だろうとすぐそこに隣家がありますから鳴き声に悩んだことがない人のほうが少ないのではないのでしょうか。f:id:ShimoAsu:20210429112305j:plain我が家はペット可物件でお隣も小型犬を飼っていますが、犬種の違いか隣の子静かなんですよねぇ。肩身が狭いのなんの。この記事を書いてる横で御年14歳のオジはワンワン吠えています。今日休みなんだ?綱引きしようぜアピールがすごい。オジは最近かなり耳が遠くなってきて、かつては吠えまくっていたインターホンの音も今じゃ聞こえませんが
遊ぼう、お腹すいた、水空っぽだぞ、ドア開けて、粗相をしたとき(逆切れ)ってときに吠えます。認知症か何なのか定かではありませんが、この歳で夜鳴きもはじまりました。


この小さな体のどこからそんなにデカい声が出るんだと驚きます。住んでいる家の構造にもよりますがうちはよく響きます。オジのしつけをちゃんとしたのかと言われれば耳が痛いですが。


お金がかかること、鳴き声をデメリットにあげましたが他にもあります。散歩は大変ですが自分の健康にもなるのでデメリットには入れないとして、うちのオジに関してだけでもその他のデメリットに全盲、難聴、毎日の排泄の処理等が思い浮かびます。それでもタイトルにしたように、デメリットなんてあっという間に上書きしてしまうメリットがあるのをお伝えしたいのです。


1分で読み終わるので是非↓↓↓
【犬を飼って良かったぁ!】~愛犬が運んだ幸せと犬の不思議な力~
https://milkypink.hatenablog.com/entry/dogmerit