ミルキーピンク

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【犬の目が白い!視力は大丈夫?】~初めて受診した日から全盲と告げられるまで~

f:id:ShimoAsu:20210513111625j:plain視覚を失い、聴覚も失いつつある我が家のオジ(ミニチュアダックスの愛称。以下オジ)14歳。この一文を見るとなんとも可哀想だと悲観してしまいそうですが、それはちょっと違います。
「この子の目大丈夫かな?」と思った日から全盲を告げられその後の生活に至るまで、そしてとにかく前向きな愛犬オジの話です。


やはり最初は瞳の色が気になり受診しました。7歳頃だったかな。「見るからに白い」ではなく「言われてみれば白い」程度でした。若い感じのいい先生に、このくらいなら全然大丈夫と言われたと記憶しています。そこであぁよかったと終わらせたのが怠慢でした。あの時から点眼薬を使っていたりしたら、少しは変わっていたのかな?と思ったりします。


それから目の色を気にすることなく過ごして幾日もたったある日、オジが掃除機のコンセントプラグにワンワン吠えているのです。
あぁ、プラグとGOKIを見間違えているんだなとわかりましたが、その頃は犬の視界は白黒だと思っていたので(実際はそうじゃないようですが)少し視力が落ちたのかな程度に思っていました。
さっきオジがGOKIと間違えてコンセントプラグに吠えててさ~と家族と笑いましたが、これが私にとってオジの目が見えていた最後の記憶となります。


目が見えてないと確信したのは大好きなボールを目で追わないと気付いたとき。日に日に低下する視力の中で、バウンドすると鳴るボールの音と、ゴムの匂いを頼りにボールを探していたのです。1日も早く病院に連れて行かなきゃいけないのは火を見るより明らかですが、現実を受け入れる恐れから病院に行く決意をするのに数日かかってしまいます。f:id:ShimoAsu:20210513110523j:plain視診、触診、視覚検査、眼圧検査…かかりつけの動物病院で出来ることをやってもらい光も見えていないこと、痛みは無いようだということがわかりました。オジ10歳のときです。原因を調べるなら眼科専門医を紹介するということ、手術をしても治る確率は万が一ということを告げられその日は帰宅します。


報告をした母は男前で、目の手術となれば当然片目にうん十万という金額がかかるのをわかった上で出すよ!と言ってくれましたが、私は手術の選択肢を消しました。治る確率に比べてリスクが大きいと感じたからです。幸い痛みは無く、人間ほど目を頼りにしていないと先生の言葉もあって今の自分に出来る範囲で最善を尽くそうという選択をしました。

まずはドッグ検診(人間ドックの犬版。私が行ってる病院は費用一万円ぽっきり)で大きな病気が隠れていないか検査をしました。多飲で頻尿でしたし糖尿病を疑ったからです。検査結果を聞くときはとてもドキドキしましたが、とくに目立った問題はなくひと安心しました。白目に充血があるので一日置きの点眼と、定期健診、年に一度のドック検診を推奨され全盲と告げられたオジとの手探りの生活が始まります。


1分で読み終わるので是非↓↓↓
【難聴の全盲犬と手探りの生活】~目が見えなくてもお散歩できるよ!~
https://milkypink.hatenablog.com/entry/dogeyetwo